「別れてしばらく経ったのに、全然元彼のことが忘れられない…」
「ふとした瞬間に、元彼のことを思い出してしまう…」
こんな悩みを抱えていると、「本当に元彼を忘れることはできるの?」と不安になってしまいますよね。
忘れようと思うほど、かえって元彼のことが頭から離れなくなってしまって苦しいという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、元彼を引きずる心理と原因、元彼を引きずりやすい女性の特徴などを1つ1つ紐解いていき、それを踏まえた元彼を忘れるための対処法をご紹介いたします。
あなたが元彼への気持ちに区切りをつけ、元彼を忘れるための第一歩を踏み出す手助けになるはずです。
元彼を引きずる心理
まずは、自分がどういった心理に基づいて元彼のことを引きずってしまっているのかを把握することから始めましょう。自分の心理状態を知らないままでは、心の中の整理をすることすら難しくなってしまいます。
自分は元彼のことがまだ好きだから引きずっているのか?それとも、ただ情に流されてしまっているだけなのか?じっくり考えてみましょう。
まだ元彼のことが好き
まだ元彼に対する恋愛感情が残っているなら、別れを引きずってしまうのは自然なことです。
大好きだった元彼から突然別れを切り出されてしまった人に多いパターンであるといえますが、自分から別れを切り出した人にも当てはまる場合があります。
たとえば、元彼のことは大好きだけど、彼に何かしらの原因(女癖が悪い、暴力的な所があるなど)があり、このままでは幸せになれないと思って自分から別れを告げた場合。
自分から別れを切り出したとはいっても、理屈で断ち切ることができなのが恋愛感情というものなのです。
元彼に依存している
元彼に依存していると、「元彼がそばにいない」というだけで強い虚無感に襲われ、いつまでも元彼のことを引きずってしまいます。
元彼に依存している女性にとって、元彼はいわば「生活の中心」。生活の中心であった元彼と別れてしまい、心にぽっかりと穴が空いたような感覚になったり、生活に張り合いがなくなったりしてしまうのです。
あまりにも深く元彼に依存をしてしまっていたために、「元彼がそばにいないのに生きている意味がわからない」と思いつめてしまう女性も少なくありません。
情が残っているだけ
元彼への未練があるわけではないけれど、情が残ってしまっているためにいつまでも元彼のことを引きずってしまうというパターンもあります。
長くお付き合いをして2人で楽しい思い出を積み重ねたり、悲しいことを乗り越えたりすると、相手に対する愛情や思いやりがどんどん増していきますよね。
そんな愛情と思いやりは、恋愛感情以上に深く心に残るもの。たとえ恋愛感情がなくなっていたとしても、「あんなにたくさんの楽しい思い出を共有して、悲しいことも一緒に乗り越えたのに、どうして彼は今そばにいないんだろう」とふと考えてしまって胸が苦しくなるのです。
引きずる期間はどれくらい?
元彼との別れを引きずってしまう期間は、人によって違います。
別れてから数日でケロッとしている人もいれば、何年も引きずってしまって気がつけば元彼は別の女性と結婚していた、なんて人もいます。
長い間引きずってしまう人からしてみれば、別れてから数日ですっかり立ち直れてしまう人は羨ましいですよね。
元彼との別れを引きずらない女性は性格がさっぱりしているということももちろんありますが、恋愛以外のことで上手に気を紛らわす術を知っていたり、「自分にはすぐにもっといい男が現れる」と自信を持っているという特徴があります。
「いつまでに元彼のことを忘れなきゃ」と期間を気にしたりせず、この記事を参考にして心の整理を少しずつ進めましょう。
元彼を引きずる女性の特徴
元彼を引きずる女性には、性格に特徴があります。
性格以外に、元彼との思い出を振り返りやすい環境にいることや、自ら悲しみに沈んでしまうことが原因である場合もありますが、元彼との別れを引きずりやすい女性の特徴を具体的に見ていきましょう。
当てはまる部分がないか、チェックしながら読んでくださいね。
感情表現が苦手
感情表現が苦手なゆえに、悲しみを発散することができず、いつまでも元彼のことを忘れられないという人もいます。
感情表現が上手であれば、思いっきり泣いたり、突然自分を突き放した元彼への怒りをぶちまけたりして、心の中にたまったモヤモヤを発散させることもできます。
思いっきり泣いたり怒ったりすると、なんだかスカッとして気持ちをリセットすることもできますよね。
しかし感情表現が苦手な人はそれができないため、いつまでも心の中に悲しみや怒りを抱え込んで、元彼との別れを引きずってしまうのです。
依存体質である
恋人ができるとその人のことしか考えられなくなって「彼がいないと生きていけない!」と思い込んでしまう、いわゆる「依存体質」の人は、元彼のことを引きずりやすいです。
付き合っている間はずっと元彼が自分の思考の中心にいたのですから、別れたからといってキッパリ元彼のことを考えるのはやめる、なんて無理な話ですよね。
自分の全てだった元彼を失った悲しみから、「私の何がいけなかったの?」、「どうすれば彼は戻ってきてくれるの?」と思いつめてしまいやすいのもこのタイプの女性であるといえます。
依存していたために、元彼が戻ってくることでしか日常に戻る術はないような気がしてしまうのですね。
自己肯定感が低い
自分に自信が持てず、自己肯定感が低い人も元彼のことを引きずりやすいです。
自己肯定感が低いために、「こんな私なんかのことを好きになってくれた!」と恋人にのぼせ上がってしまうのがこのタイプの女性の特徴です。
そして別れを告げられた途端、「やっぱり私なんかじゃ彼に相応しくなかったんだ」と落ち込んでしまい、さらには「私みたいな女にはこの先恋人なんてできっこない」と思い込んでしまいます。
次の恋愛への希望が持てないゆえに、元彼への未練を引きずってしまうのです。
すぐ思い出を振り返ってしまう
元彼との思い出の品を捨てられなかったり、ささいなことで元彼との思い出を振り返ってしまう人は、いつまでも元彼のことを忘れられません。
元彼にプレゼントされた物や元彼の写真をいつまでも大切に取っておいてしまうため、家の中にいるだけで元彼のことを思い出してしまいます。また、元彼とデートをした場所を通りかかるだけで感傷的な気分になってしまう場合も。
思い出を捨てきれないせいで、自分で自分を「引きずりやすい環境」に置いてしまっているということです。
悲劇のヒロインになってしまいがち
「悲しんでいる自分」に酔い、いつまでも元彼を失った悲しみに浸ってしまう人も元彼のことを引きずりやすいです。
次の恋に進みたいという気持ちがあるにも関わらず、「別れても一途に彼を想い続ける自分」に酔ってしまい、「このままじゃ一生ひとりぼっちかも」と悲劇のヒロインを演じてしまうのです。
そんな姿を見た周りの男性達は、たとえ好意を持っていたとしても「まだ元彼のことが好きなんだな」とアプローチをかけることを躊躇ってしまいます。自ら次の恋を遠ざけてしまっていると言えますね。
元彼を引きずる原因
次は、元彼との別れを引きずってしまう原因を解明していきます。
元彼のことを引きずってしまう原因には、彼の存在が自分にとってあまりにも大きかったことや、彼との接し方、別れ方に関して何か心残りがあることなどが関係しています。
自分が元彼のことを引きずってしまう原因を把握するだけでも、心の中を整理することができますよ。
元彼を唯一無二の人だと思っている
元彼を唯一無二の存在であると思い込み、「もうあの人以上の男性は現れない」と決めつけてしまうがゆえに元彼のことを引きずってしまう場合があります。
いくら周りから「素敵な男性なんていくらでもいるよ」と言われても、元彼のことしか目に入っていないため、他の男性に目を向けようという気持ちになれないのです。
恋人にのめり込んでしまいやすいタイプの人や、元彼のことを美化してしまいやすいタイプの人によく見られる傾向と言えます。
別れの原因がわからない
元彼の方から理由も説明されないまま別れを告げられてしまうと、それが原因でいつまでも元彼のことを引きずってしまいます。
「私の何がいけなかったのかな?」、「彼は何が不満だったのかな?」とそればかりが気にかかってしまい、ついつい元彼のことを考えてしまうのです。
別れの原因がわからないと、「もしかしてこれがいけなかったのかな?」といちいち自分の言動を気にしてしまい、次の恋に進むのも怖くなってしまいますよね。
彼氏がいないことが寂しい
ただただ「彼氏」という存在がいないことが寂しく、それゆえに元彼のことを恋しく思ってしまっているという場合もあります。
彼氏という心の拠り所がなくなってしまい、寂しさに襲われたり人肌が恋しくなったりするのは自然なことですよね。
「彼氏という存在」を求めている気持ちを、元彼のことを恋しく思う気持ちと混同してしまうと、元彼のことを引きずりやすくなってしまうのです。
後悔していることがある
元彼との接し方や別れ方について後悔していることがあると、それがいつまでも元彼のことを引きずってしまう原因になります。
「もっと素直になればよかった」と悔やんだり、「喧嘩別れをしてしまったから、もう1度会って謝りたい」と心残りに思っていることがあると、それが足枷になってなかなか前に進むことができなくなってしまいます。
いつまでも後悔の念に苛まれてしまい、次の恋に進めないままなのは苦しいですよね。
元彼を引きずってしまう人のための対処法
いつまでも元彼との別れを引きずってしまい、次の恋に進めないのは苦しいもの。1日でも早く、元彼への未練を断ち切って前に進みたいですよね。
ここからは、元彼のことを引きずってしまって苦しいときに試してほしい対処法を5つご紹介いたします。
今すぐ実践できる対処法からご紹介していきますので、「とりあえずやってみようかな」という気持ちになっていただければ幸いです。
元彼への想いを書き出してみる
毎日元彼のことを考えてモヤモヤしてしまっている心の中を整理するために、まずは元彼への想いを紙に書き出してみましょう。
「元彼のことがまだ好き」でも、「できることなら戻ってきてほしい」でも、何でもかまいません。とにかく心に浮かんだ言葉をすべて書き出してみてください。
ひととおり書きたいことを書き綴ったら、今度は「元彼に対する負の感情」をできるだけたくさん書くようにしましょう。元彼にされて嫌だったこと、言われて傷ついた言葉、元彼に対して抱いていた不満などを洗いざらいぶちまけてみてください。
元彼に対する負の感情を書き出しているうちに、「こんなにたくさん不満もあったのに、いつまでも引きずっちゃって馬鹿みたい」と思えたのならしめたもの。自分の気持ちを書き出すことで、モヤモヤとしていた気持ちがすっと軽くなっていくはずですよ。
仕事や趣味に没頭する
仕事や趣味に没頭して、元彼のことを考えてしまう時間を意識的に減らすようにしましょう。
1日中元彼のことを考えてしまう、なんてことが毎日続いてしまっては、いつまでも想いを断ち切ることはできません。仕事や趣味に没頭すれば、自然とその間は元彼のことを考えている余裕がなくなります。
最初は「仕事が終わった途端やっぱり元彼のことを考えてしまう」と落ち込むこともあるかもしれませんが、続けていくうちに「いつの間にか元彼のことが頭に浮かばなくなってる」と気がつく日が来るはずですよ。
別れたことを周りに話す
周りの人に別れたことを黙ったままでは、「最近彼とはどうなの?」と聞かれてしまって元彼のことを思い出してしまう、なんてことになりかねません。最初は苦しいかもしれませんが、「実は別れちゃったんだよね」ときちんと打ち明けるようにしましょう。
別れたことを話しておけば、周りの人も気をつかって元彼の話題を口にすることはなくなりますし、「いい人いるから紹介するよ!」と次の恋の手助けを得られる可能性もあります。
何より、周りの人に打ち明けることであなた自身がスッキリすることができますよね。
「応援してくれていただけに言いづらい」という気持ちもあるかもしれませんが、あなたのことを思いやってくれる人達なら温かく受け止めてくれるはずですよ。
自分磨きを頑張る
自分磨きに励むことで元彼への想いを断ち切るという方法もあります。
自分のために思いっきり時間とお金をかけて、より美しい女性になるための努力をしてみましょう。自分磨きに没頭することで気持ちを紛らわせることができますし、より美しくなることで自分に自信が持てるようになります。
自分に自信が持てるようになれば、「今の私ならもっと素敵な恋ができる!」と次の恋に対して前向きになれますよね。
より美しい女性になって、「私にはもう恋人なんてできない」と自信を失くしている自分とおさらばしてしまいましょう。
新しい恋を探す
元彼への想いを断ち切るには、新しい恋を探すのが1番です。積極的に出会いの場に足を運び、元彼以外の男性と接する機会を作るようにしましょう。
色々な男性と接することで視野が広がり、「元彼以外の人なんて考えられない」とがんじがらめになっていた気持ちがほぐれ、次の恋に意欲的になることができます。素敵な恋人を見つけることができたら、元彼のことは「いい思い出」にすることができますよね。
今は元彼のことで頭がいっぱいになってしまっているかもしれませんが、新しい恋のチャンスはあなたが思っている以上にたくさんあります。心の整理がついたら、少しずつ元彼以外の男性にも目を向けるようにしてみてくださいね。
まとめ
今回は、元彼を引きずる心理と原因、元彼を引きずりやすい女性の特徴についてお伝えいたしました。
自分の心理状態を把握し、「どうして私は彼のことを引きずってしまうんだろう?」と自分の気持ちに向き合うことが、悲しみで混乱してしまっている気持ちを整理することに繋がります。気持ちの整理ができたら、少しずつ元彼への想いを断ち切るための行動を始めてみましょう。
今回お伝えした対処法の中から「これなら今すぐにでもできそうかも」と思えるものから始めていけば、いつの間にか元彼への想いは断ち切られ、次の恋に前向きになることができるはずですよ。
元彼を失った悲しみは、一生続くものではありません。今は新しい恋を始めるための準備期間なのだと信じて、自分の気持ちとじっくり向き合うようにしてくださいね。